AMBESSA JAPAN Roast Competition 2025 開催レポート
- Dawit Woldetsadik

- 2025年12月17日
- 読了時間: 5分
全国のロースターが焙煎技術と表現力を競い合う「AMBESSA JAPAN Roast Competition 2025」。
今年も、エチオピアと日本をつなぐ特別な大会として開催されました。
課題豆には、2020年Cup of Excellenceエチオピアで1位を受賞した生産者 KARAMO COFFEE / Charcho Natural (カラモコーヒー / チャルチョ ナチュラル)を採用。
一粒一粒に生産者の想いが込められたこの豆を、全国のロースターたちがそれぞれのアプローチで焙煎し、その表現を競いました。
全国8会場で開催された予選大会
9月上旬から中旬にかけて、全国7都市で予選大会を開催。
会場ごとに地域のロースターが集まり、ブラインドカッピングによる相互審査で順位を競いました。
審査は、参加者全員が他の焙煎豆を評価し、最も優れていると感じた1杯に投票するという独自のスタイル。
ロースター同士が互いの焙煎を真剣に味わい合い、技術だけでなく感性を共有する場となりました。
どの会場も終始熱気に包まれ、カップを前にした静かな緊張感と、結果発表後の拍手と歓声が印象的でした。
その中から選ばれた8名が、東京での決勝大会への切符を手にしました。

決勝に進んだのは以下のロースターの皆さまです。
・Aブロック 春日 孝仁/nano-coffeeroaster(東京)
・Bブロック 平迫 昌悟/オールプレスエスプレッソ(東京)
・Cブロック 西野 智史/ひげのコーヒー焙煎所(長野)
・Dブロック 村上 優希/時計のない喫茶店(札幌)
・Eブロック 吉村 誠/CORSICA COFFEE DEVELOPMENT(香川)
・Fブロック 三浦 拓也/FUKUSUKE COFFEE ROASTERY(愛知)
・Gブロック 吉岡 仁/PAUHANA COFFEE(大阪)
・Hブロック 森 崇顕/COFFEE COUNTY(福岡)

決勝進出おめでとうございます!!
各会場の予選大会結果は以下の通りです。
投票の多かった順に順位が決定いたしました。
・Aブロック
1位 春日 孝仁/nano-coffeeroaster (東京)
2位 河西 丁辰/ORIJIN COFFEE (山梨)
3位 土橋 永司/ignis (東京)
3位 井出 太輝/EDIT COFFEE ROASTERY (長野)
3位 黒田 由和/Ariowl Coffee (東京)
3位 矢崎 遼馬/EON Coffee Roasters (山梨)
3位 鵜野 友大/Little Edo Coffee (埼玉)
・Bブロック
1位 平迫 昌悟/オールプレスエスプレッソ (東京)
2位 安藤 久雄/andoh coffee (東京)
2位 黒澤 俊/ポーターズコーヒー(東京)
2位 立川 義邦/BECAUSE COFFEE BREWERS (東京)
2位 清 勝紀/赤富士珈琲 (静岡)
・Cブロック
1位 西野 智史/ひげのコーヒー (長野)
2位 石川 翔一郎/Landscape Coffee 37 (香川)
3位 川口 真司/くじら珈琲 (福井)
3位 窪田 豊久/hazeru coffee (富山)
・Dブロック
1位 村上 優希/時計のない喫茶店 (北海道)
2位 大和 慎一郎/8A GARAGE COFFEE (北海道)
2位 白上 大樹/canaan (北海道)
2位 森 岳丈/Bears cafe (北海道)
・Eブロック
1位 吉村 誠/CORSICA COFFEE DEVELOPMENT (香川)
2位 吉川 知秀/colorful coffee (三重)
2位 森 風渡/風とCOFFEE (京都)
・Fブロック
1位 三浦 拓也/FUKUSUKE COFFEE ROASTERY (愛知)
2位 石原 匠真/TRUNK COFFEE (愛知)
2位 柴田 恭兵/what's!? coffee (愛知)
・Gブロック
1位 吉岡 仁/PAUHANA COFFEE (大阪)
2位 尾花 毅/リノアンドアイアコーヒー (大阪)
2位 松田 祐偲/Re:Coffee Roasters (奈良)
2位 堺原 拓人/Coffee Wrights (東京)
・Hブロック
1位 森 崇顕/COFFEE COUNTY (福岡)
2位 浅井 寿/Regolith Coffee (大分)
3位 柴田 就至/FILTER SUPPLY (福岡)
各会場とも、昨年と同様に票が特定のカップに集中するケースもあれば、複数の焙煎に分散するケースも見られました。
また、昨年から連続で参加しているロースターからは、
「2024年の課題豆である ALO Berry は、焙煎による違いが比較的はっきりと表れ、順位をつけやすかった。
一方で、今年の課題豆 Charcho は、全体的に完成度が高く、僅差でのジャッジになったと感じた。」
という声も聞かれました。
決勝大会:エチオピアから6名のゲストジャッジが来日
9月28日(日)、東京で開催された決勝大会には、エチオピアから6名のゲストジャッジが来日。
生産者、輸出業者、カッパーなど、現地で活躍するプロフェッショナルたちが審査に参加しました。
決勝はブラインドで行われ、審査員14名(日本8名+エチオピア6名)が香り・味わい・クリーンカップなどを基準に評価。
会場では、焙煎によるキャラクターの違いが鮮明に感じられ、同じ豆でも焙煎によって全く異なる表情を見せるコーヒーの奥深さが際立ちました。


優勝・準優勝の発表
激戦の末、優勝は ひげのコーヒー焙煎所(長野)西野さん !

同率2位には 時計のない喫茶店(札幌)村上さん と CORSICA COFFEE DEVELOPMENT(香川)吉村さん が選ばれました!


会場では歓声と拍手が響き、ファイナリストたちの健闘を称える温かい雰囲気に包まれました。
表彰式後には、エチオピアからのゲストがそれぞれのカップにコメントを送り、参加者の努力と情熱に深い敬意を表しました。

生産者とロースターが語り合う時間
大会後には、ゲストジャッジとファイナリストたちが自由に語り合うアフタートークセッションを開催。
生産者からは「皆さんの焙煎から、私たちのコーヒーが新しい表現として生まれ変わっているのを感じました」という言葉も。
ロースターたちも、「生産者と直接話すことで、豆に対する向き合い方が変わった」と語っていました。
AMBESSA JAPANは、技術を競うだけの大会ではなく、“つながりを生む場” でもあります。
生産者とファイナリストに選ばれたロースターが同じテーブルを囲み、互いを理解し合う時間こそ、この大会の大きな意義です。

来年2026へ向けて
今年も多くのロースター、生産者、関係者の皆さまのご協力のもと、AMBESSA JAPAN 2025は無事に開催することができました。
ご参加・ご協力いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
来年もさらに多くの方々がエチオピアの魅力を焙煎を通して表現できるよう、“AMBESSA(=ライオン-成功やヒーローのシンボル)” の名にふさわしい熱い大会を目指していきます。



